創業大正初期から105年続く、天文館の温泉ホテル。
旅人と、地域の人々のほっとする場所として長く親しまれてきた。鹿児島のサウナ文化の聖地としても全国的に著名である。
老舗の変革において
「現代に受け入れられる新しい環境をつくること、これまでの歴史を守っていくこと」
相反する2つの目標を同時に実現することを求められた。
私たちはホテル内の既存インテリアから、ホテルニューニシノらしさをリサーチし、その特徴を新しい客室においても取り入れることとした。
どこかニシノらしい素材感やカラーバランスと、現代的でシンプルな洗練された空間を共存させることで、ありそうでなかったホテルが出来上がった。
変わらないために、変わる。
繁華街における癒しの場として、
これまでの105年と同様にほっとできる場所を目指した。
DATA
Usage
area
completion
hotel
100.44㎡
2024/3
CREDIT
Lighting design
Landscape
Construction
Filaments Inc.
Weru landscape
Design Office SHIROYAMA+内村建設株式会社
Photo
Kenta Hasegawa, Hiroki Isohata