高度成長期に一斉に計画された新興住宅地は、その劣化も一様で社会問題となって久しい。
人工的に山を切り開いてアスファルトで覆われたこの土地に、私達はもう一度、大地を思わせるような自然の表情を持たせることにした。
土壁のようなテクスチャーと太陽の光がもたらす奥行きのある陰影により、
プライベートな建物でありながら、周辺に対して公園のような印象的な景観を生むことができた。
DATA
Usage
area
completion
dormitory
357.83㎡
2022
CREDIT
Landscape
Plants_shiji
Construction
中央建設株式会社
Photo
Hiroki Isohata