懐かしさと新しさ

商店街の衰退は各地で深刻な課題となっている。

串木野中央通り商店街も例外ではない。

私たちは、かつての活気を取り戻すきっかけとなるような温かな場づくりを目指した。

改修前のクリーニング屋さんの庇やサッシの形状は残したことで商店街の懐かしい記憶を紡ぎ一新した色彩とプランニングにより、新しさを表現した。

なにより、加工場と直売所をできるだけシームレスに開放的に設えることで、街との連続的な関係性を作り直している。

“下校中の子供たちが街の大人たちと元気よく挨拶を交わす”かつての美しい情景が蘇りつつある。

商店街再生のきっかけになればこの上ない。